この世はわたしが活動するには。
明るすぎるきらいがありますので。
取り敢えず、照度を落としていただくか。
昼夜を物理的に逆転していただいてほしいなぁと思うのですが。
どうでしょう、太陽様。
そうするとこちらがひどいことに?──そう言えば、そうでした。
いや、わたしにもいちおう分別がありますから。
カミュの小説のような「太陽が眩しいから」と言う理由で殺人を犯す人には……えぇ。
多分、ならないでしょうが。
人と言うのは心情や信条に拘らず。
条件が揃えば、手を血水泥にしてしまうと言うことを。
知ってしまっているので──約束はできません。
ただ、そんな異常事態が起こることがゼロではないと言っても。
稀であることは確かなので。
わたしとしては、そのような。
確率的に言えば太陽様の日頃の照度が日本にいながら夜くらいまで落ちるとか。
昼夜逆転するなんてことより高いこととは言えども。
起こらなければいいなと、願って已みませんよ、えぇ。
──あぁ、それにしても。
もうすぐ、四月ですか。
明日の朝に出勤しなければならないなんて。
嘘であればいいのに←