小学校高学年のときに。
わたしの恩師がよく言ったことです。
『決して妥協はしないですよ』
……と。
あとは、こんなことも言ってました。
『「頑張ってるね」と言われるのでは足りません。「これ以上は頑張らなくてもいい」と言われるまでやりなさい』なんて←
いまのご時世に行えば。
教育委員会に訴えられるでしょうか。
ただ、わたしにはこの言葉が。
今も残って離れないのですよ。
……と、美談として書くのもアリでしょうが。
ちょっとだけ、歪めてみましょうか←
当時のわたしは、これを。
面白そうだなぁ、と思って聴いたのです。
実行したら面白そうだな、と。
なぜなら──ワクワクすることをやって心身を壊す程度のことなんて。
こちらにしてみたら、苦ではなかったからです。
寧ろ、好きなことをしていたら心身を壊すなんて。
いいことのように、思っていました。
実のところ、現在も似たようなことを思っています←
……なので、当時は当時で。
そんなことを言われるレベルで数多のことを打ち込んでみたわけです。
そうしたら、案外。
自分の思っている限界ってそのうち限界じゃなくなるんだなぁと言うことに、気付いたのでした←
──と、言うことで。
当時、恩師が仰っていたことについては。
ずっと、心に留めているわけです。
だって──このほうが、面白いんですもの。
わたしが好きなことをしていると。
周囲が慌てるなんて──見てて滑稽ですから。
……え、今も似たようなことを思ってますよ。
もちろんです──あぁ、当時の自分と何が違うのか、ですか。
心身を壊すとしても。
多少で結構、なんて考えているところですよ←
本格的に、ぶっ壊したときは。
再起不能にまで陥ったので──要するに、懲りたってことですよ。
……え、わたしも懲りることがあるのかって?
し、失礼なっ!……やべぇ言い訳が思い付かねぇ←
あー、喉が渇きました。
また歌いたいなぁ──近々、カラオケにでも行くか。
で、当時の恩師に言われたことでも反芻するのです。
少しは歌えるようになったんですよ──先生。