koihaouka’s blog

ごゆるりと、ゆるゆるなさいませ。

桃源郷と分水嶺と

実は本日、軽くお酒を飲んでいます。

ちょいと、特別なことがありまして。

 

……んー、お祝いなのかな。

確かにワクチン接種の副反応が消えたので。

 

それで考えると。

快気祝い、なんて言えるでしょうけども。

 

ちょいと、わたしの身内がですね。

今までのように歩けなくなるかもしれなくて。

 

わたしの住む自治体って、交通の便がよろしくないので。

足腰が強くないと、車であちこち行くわけなのですけども。

 

脚が今までのように動かなくなる、と言うことであれば。

車も運転できなくなりますし、あちこち出歩くと言うことについてもなかなか適わないだろうと。

 

で、こちらが「何かやっておきたいことや口にしたいモノはあるか」と訊いたところ。

「美味しい冷酒を飲んでおきたい」ってことだったのですよ。

 

それもあり。

わたし、一肌脱ぐことにしたわけです。

 

めちゃくちゃ美味しい冷酒を調達して。

「食べたい」と言うモノを各種揃え。

 

一緒に、食事をしたのでした。

あの喜び様と言ったら、なかったですね。

 

わたしとしても、各種揃えた甲斐がありました。

そして──滅多に飲まないわたしが下戸じゃなくてよかったと、思ったのでした。

 

……え、なんで酒を飲まないのかって?

酔っ払いが好きではないからですよ──誰かがそうなのも、こちらがそうなのも。

 

ただ、今回の件については。

わたしが酔っ払うことが必要条件なのではなく──相手が喜ぶことが、必要条件だったので。

 

であれば、いいやと。

相手がもう飲めなくなるのも時間の問題でしょうから──相手が満足したと看做すことでこちらも充足してしまおうと。

 

そう、思ったわけです。

つまり、後悔したくなかったんですよね。

 

──えぇ、わたしはいつも変わらないのです。

後悔のない人生を謳歌し続けます──この先も、変わらず。

 

できれば、身内が亡くなったときに。

哀しいと思えるといいのですが──うん、できればですよ。

 

人の生と死に対し旺盛な関心があるからと言って。

身内の死を悼むことなく観測できることに喜びを感じることが──なければいいなと、思うのは。

 

行き過ぎた、願いなのでしょうか。