先週辺りに。
妄想したことを、ちょろっと。
『なぜ人を殺したらダメなのか』と訊かれたら。
皆さんは──あなたは。
なんて、答えますか?
僕はたぶん、相手によって答えが変わります。
本質的な部分については、変えることなく。
相手に合わせた話をすると思います。
そして──10年前に同一人物が訊いたときに答えることと。
今、訊かれて答えることとも──同工異曲なモノになる自信がありますね。
今なら──そうですね。
ここに書くための形に言語化するなら。
歯止めが、利かなくからです。
人を殺さないこと自体がブレーキの機能を果たしているにも拘らず。
自身の手を赤く染めてしまったら。
アクセルしか利かなくなるのです──1人やったら2人も3人も一緒、とはよく言ったモノですね。
あれ、被害者側からしたら堪ったモノではないのでしょうけども。
加害者側からすればそう言った物言いもできてしまいますね。
ゼロサムな考え方で。
殺したか、殺していないか──と言う、違いでしかないので。
じゃあ、アクセルしか利かなくなればどうなるかと言えば。
ブレーキが抑も利かないわけですし、そのまま突っ走るしかないわけですね。
いわゆる──自制心、「なにそれおいしいの?」状態です。
そしてそのうち──アクセルを意識するまでもなく。
アクセルペダルを踏み続けるだけの外道でしか、なくなります。
生きたまま誰にも止めることはできず──生命活動が停止するまで、動き続けるだけの機械と化します。
そこに自身の尊厳なんて存在しません。
ただ、殺し、殺し、殺す──そんな存在でしか、なくなるでしょう。
勝手に動く。
勝手に止まる。
勝手に振り下ろす。
勝手に最適解を導き動き終えてしまう。
そんな存在に、成り果てます。
だから──自分が自分でいるためにも。
人を殺してはならない。
そう、今の僕は言うと思います。
と言うわけで、もう1度。
皆さんは──あなたは。
『なぜ人を殺したらダメなのか』と訊かれたら。
なんて、答えますか?