生きるのが楽になるための処方箋として。
『人に合わせるのをやめる』と言うのがあります。
必要なとき以外に。
不必要に合わせるのをやめる、と言いますか。
例えば──誰かとお近付きになりたい。
と、考えたとします。
何か共通の趣味があったほうが。
近付き易いからと、さり気なく尋ねていって。
そのうち、意気投合できた。
そんな場合を、考えてみましょう。
これは、必要なことと考えます。
なぜなら、『お近付きになりたい』と言う希望を叶えるべく、行動したことですし。
それは、必要なことだからです。
では──この場合は、如何でしょう。
そのあと、その。
お近付きになった方から、頻繁に誘われるようになります。
最初はその誘いが快く思え。
付き合いを始めたあなたは。
だんだんと、億劫になってきました。
誘われるのは嬉しいのですが、自分の時間が目減りしていることに気付いたからです。
そのとき、あなたは。
ずっと、付き合い続けますか?──それとも、断ることを覚えますか?
......と、言うことです。
わたしは、断ることを覚えました。
そして、過度に合わせないようにしました。
相手にこちらへ期待させないよう、振る舞いました。
これ以上は付き合えない、と。
ラインを提示するようになりました。
そして──超えたら、『さよう、ならば』と。
縁を切ることを、辞さなくなりました。
そうしたら、すごく。
楽に、なったのです。
人付き合いを最小にし。
不要に人に合わせるのをやめる、と言うことをし始めた途端。
すごくすごく。
楽に、なったのです。
あまりにも、楽であり。
自分の時間を確保し易くなったため。
この生き方を、今後も変えるつもりはありません。
とても、充実した日々を謳歌できていますから。
──と、言ったところでしょうか。
ところで皆さんは──あなたは。
思い切ってやめてみた事、ありますか?