──さてさて。
私事が増えてきましたな。
同居人はお腹が痛そうですし。
左下腹部か……延ばすと痛い、ふむ。
最悪、救急搬送だなぁと。
いつでも携帯が鳴るようにはしておきますが。
あとは、職場のかたですねぇ。
なんだか上司にご不満の様子。
渡すためのお手紙も用意されたそうな。
素晴らしい──行動するかたは、好きですよ。
これで、ご本人のあれこれが加速することでしょう。
──滅びもまた、同様に。
えぇ、物事を早く進めてしまえる、と言うことは。
即ち、定められた滅びを早くしてしまう、と言うことでもあります。
「延びることもあるんじゃないのか」と言う話ですが。
それは絶対的な滅びではありません。
あくまで、絶対的な滅びのことなのです。
それを早めることに関しては──ちょっとだけ。
才能があるんですよね。
本人は、とっても楽しそうに見えるのですけども。
あぁ、そうそう。
せっかくだから、楽しんでいただきたいモノなのですが。
それを、あれこれ訊くのもなんだか。
野暮ったい、ですからねぇ。
あー、取り敢えず。
寝巻きの近くに羽織るモノでも用意しておきますか。