koihaouka’s blog

ごゆるりと、ゆるゆるなさいませ。

持ち物確認

大昔に。

僕と険悪な仲だった上司がいて。

 

その上司がやめる直前に。

個別面談が開かれたことがあったのです。

 

体のいい、呼び出しですね。

今更なんの話だろう、と思いきや。

 

あなたに人としての情はないのか、とか。

それを学ぶために心理学を学んだんじゃないの、とか。

 

まぁ、言われたのです。

ハッキリと「違います」と答えたら、顔を引き攣らせてだんまりしてしまいましたが←

 

……そんなエモーショナルな理由で僕は動きませんもの。

確かにふと考えますよ──情とは何か、と。

 

もっと詳しく言うと。

誰にでもあって自分にはない情は何か、とか。

 

逆に、誰にでもなくて。

自分にはある情とは何か、とか。

 

誰もが情をインストールされている、と言う前提で。

話が進むことって、色んなかたと会っていると多いなぁって思うのですけども。

 

違うと思いますよ。

特定の情があるなんて考えるのは、如何なモノかと。

 

情を司る器官であれば。

某か、大多数に共通して存在するでしょうけども。

 

特定の情なんて、構成していくモノですし。

元からあるモノではないんじゃなかろうかと。

 

あることには敏感で。

あることには鈍感なことは。

 

特性に凹凸があるように、当然のことなのに。

情になった瞬間に、当然誰もが共通して所有しているモノと看做されると言うのは。

 

不思議なことですし。

結構、心外なことだなぁと思うのです──で。

 

上司に僕は、嗤いながら。

上記の確認に対し「違います」と答えたのでした。

 

──時折、見かけます。

人様の感情を勝手に規定する人。

 

省エネ思考も、ここまで行くと。

救いようが、ないですね。