ブラッディマンディ
昔、生徒会の役員をやっていたときに。
刑事物の劇をすることにしたのですが。
僕は犯人役で。
刑事に何度も発砲しまくる役を執り行ったんですよね。
その際に。
エアガンを用いたわけですが。
アレ、自動充填式じゃなかったので。
一発撃ったらまた充填し、と言うのを繰り返さないとならなくて。
手で何度も、入れ直さなければならなかったのですが。
実は、本番の劇中で。
充填するのには成功していたのですが。
手を引いたときに指を大きく切っていたときがあったのです。
血が、指から手を〝つー〟っと伝うほどの怪我だったので。
別の場面で起こせばかなり痛かったはずなのですが。
あのときは、不思議と痛くなくて。
怪我に気付いたのは──劇が終わってから、だったのですよ。
驚きましたよ。
中指から手の甲まで、赤い筋が何本も通っているのですから。
その後の出し物の進行係を務めることになってましたし。
指を押さえたまま仕事をしていたわけですが。
諸々終わって手当てしに行こうと思ったら。
傷口が完全に塞がっていたので、これまた驚いてしまったんですよね←
指を押さえる程度の止血で終わらないと思っていて。
最悪の場合、医院に行くことも覚悟していたのですが。
止まってしまったんですよね。
それが、不思議で不思議で。
そこで漸く本題なのですが。
その応用が、そうですね。
先週の、予防接種でのお医者さんがたとの会話です。
できるだけこちらが楽しめる話をする、と言う。
これは、相手をリラックスさせるためではないのです。
と言うかプロをリラックスさせるなんて烏滸がましいのです←
そうではなくて。
こちらが楽しむことで。
アドレナリンの放出を促し。
痛みをシカトし傷の治りをよくするために。
行うのですよ。
えぇ──これ、本当にオススメの方法なんですから。
別の実証例もありますよ。
僕、献血が趣味で。
かれこれ数十回。
出向いているのですが。
受付のかたとまず、話しまくりますよ。
そして、問診をしてくださる先生とも。
採血のときなんか、看護師さんとベラベラ話をします。
そして献血の際にカテーテルを挿入するときも──あ、このときは漫画読んでますか←
でも、原理は同じですね。
楽しんでいたほうが、痛みを感じにくくなるのです。
なので、大事なことですからまた書きますが。
ぜひ、痛いときには楽しんでみてください。
よく、アニメや映画で腕を吹っ飛ばされながらも。
楽しみながら敵と闘っている作品がありますね──あれと同じ、です?←
……いやぁ、自信がなくなってきました。
実際に腕を吹っ飛ばされたことがないので何とも。
あと、生徒会の劇で指を怪我したとき。
ずっと脈打ってたんですよねぇ……腕が吹っ飛んだら、それこそ。
どくんどくんの。
ぴゅーぴゅー、ですよね。
んー……
………………………じんせー、たのしんでまいりましょう(震声)?←