こんなことがありました。
とある会社に電話連絡をしたところ。
わたし「かくかくしかじかで」
向こう「あのねぇ、担当がいま不在ですからぁ、こっちとは別にFax送ってほしいんですけど」
わたし「はい、ではお送りします」
向こう「Fax番号分かりますかぁ?」
……と言う。
なので調べたFax番号を伝えて絶句させておいたわけですが←
それが、別にお電話を差し上げたところ。
こんな感じに、なりました。
わたし「(上と同様に)かくかくしかじかで」
向こう「(落ち着いたトーンで)はい」
わたし「よろしければ、お願いできますでしょうか」
向こう「(促すように)──はい」
わたし「ありがとうございます。何とぞ、よろしくお願い申し上げます」
向こう「──こちらこそ、よろしくお願い申し上げます」
わたし「では、失礼いたします」
向こう「(一拍置いて)失礼いたします」
……と。
前者のほうは、かなり横柄な印象を受けました。
客に向かって「あのねぇ」もそうですが。
「Fax番号分かりますかぁ?」と言うくらいなら最初から言えばいいのです。
非常に、残念な印象を受けました。
金輪際その店には立ち寄りません。
一方で。
後者のほうについては、言葉少なではあったものの。
話しをしてもよいと思わせるような。
落ち着いたトーンで相槌を打っていただけるので。
スルスルと、話したい内容が出てきましたし。
こう言ったかたは客の見定めに長けていることが多いため──こちらも弁えた対応ができたように思います。
えぇ、本当に。
電話応対でこんなに違うモノなんだなと思います。
格の違いと言うモノを、体感できた──とても。
とっても、印象深い、出来事でした。