たまに、瞑想をします。
何も考えないようにしてみる、と言う。
大抵、上手くいきません。
日頃から考え事をすることを好むからでしょうか。
目の前が赤暗くなってきて。
周囲の音が鮮明に聞こえ始め。
だんだんと、吐息の熱さに敏感になり始めてくると。
アラームをかけていると言うのに──心配になってくるのです。
あれ、アラームかけたっけ?
もしかしてかけ忘れていて鳴っていないのでは、と。
もし、そうなら大変です。
他にも予定があるのに、と。
それに遅刻するわけにいかないのになぁ。
よし目を開けよう──あぁ!
まだ、4分残ってるじゃん!
……なーんて。
よく、失敗するのでした。
めっちゃ考えてんじゃん、わたし←
……ですが、これをやった後は。
心身ともに、落ち着いていられるので。
やって損はないんだよなぁと、思うのでした。
完璧とは程遠いので『失敗』と形容しておりますけどね←
──それにしても。
考えないなんて、できることなんでしょうか。
何も見えず、何も聞こえず。
何も感じなくなったとしても──言葉に浮かばず、そのまま揺蕩うようにいられたとしても。
それは、考えていない状態と言えるのでしょうか。
と、考えてしまいますゆえ。
──嗚呼、まだまだ。
至らぬ身と言うことで、ございましょう。