カナカナカナカナ……
オフライン時の僕をご存知のかたには。
イメージしにくいことかもしれませんが。
気配を消すことが得意です。
特に尾行するのとか、かなり得意ですよ。
背後にピッタリとくっつくように追跡しても。
気付かれなかったことが──ちょっと待ってください。
119じゃなくて110ですよ?
じゃなかった墓穴()
でも今は電話するのやめてください。
話は最後まで読むモノですよ←
えっと。
これはストーキングじゃないですよ。
ちょっとした遊びなのです。
だって、面白いじゃないですか(えっへん)。
……やめて、警察呼ばないで。
そこは民事不介入なので何か起こってからじゃないと動かないですし。
僕の遊びに巻き込まれたかたは僕のことに気付いていないどころか。
巻き込まれたとも思っていないですよ。
その証拠に僕。
前科とかないですし──ほら、健全でしょう?←
それに、見ず知らずの人とかではなく。
たまたま出会した人を追跡したりすることくらいにしか使いませんよ。
ありますよね、そう言うの。
買い物していて偶然見つけたから挨拶しようと近付くとかだからよくありますよねあるあるですよねだからストーキングじゃないんですってば(早口)←
なので、法的にもセーフなのです。
違法性がなければ構成要件該当性もなく有責性以前の問題だからトーゼンですよね(ペラペラ)←
と、言うわけで。
ご納得いただけましたか?──ではでは。
閑話休題。
オフラインのかたにはイメージし難い理由について。
あれです、それは。
僕が案外目立つタイプでも、あるからですよ。
目立ちたくて目立っているわけではないのですが。
なぜか、目立つのです。
たまに『オーラが出てる』と言われます。
正直ちょっとなに言ってるか分からないのですが←
他のかたとは違う種類の人だと言うことが。
すぐに分かるらしいですよ。
なんででしょうねぇ。
……白々しい?──はて?
……ごふっ
失礼、咳払いに失敗しますた←
違うそうじゃない。
えーっと……思い出しました。
なんで目立つらしい僕が。
気配を消せるのか、ですけども。
目立つからこそ、だと思っています。
僕が目立つ人である、と言うことを僕の知っているかたには印象付けられている筈なので。
僕が少し、息を殺して後ろから付いていくとどうでしょう?
僕が付いてきているとは、気付き難いのではないでしょうか。
そして、相手の歩く速さに合わせれば。
自ずと呼吸も、合わせられる筈なんです。
すると相手は、こちらの存在に。
気付きにくくなる、と言うわけです。
その人に似た状態に擬態するからこそ。
その人は僕のことに、気付かない。
背後に、ピッタリとくっついていても。
雛見沢症候群に罹患していない限りは。
分からないのですよー
にぱー……と言うのは別の子でしたっけ。
それにしても。
あの子ってロリババア枠に入るんでしょうか。
違うんですかねぇ。
確かに身体的にはただの幼女なわけですが……あぁ、この話のことですよ。
季節外れのひぐらしのなく頃に。
あなたも──耳を、澄ませてみてください。
足音がひとつ、余計に聞こえるでしょう?