パラライズトランス
死んだ瞬間に。
人はどうなるのだろうと。
考えることがあります。
すごく、興味があります。
死の間際って。
時間感覚とか、どうなるんでしょうか。
聴覚は心停止してからも数分間続くと聞きました。
それは聞こえているのでしょうか──それとも。
聴くことが、できるのでしょうか。
もし、そうだとすれば。
死人に口なし、と言いますが。
それって『死人は話さない』と言う意味ではなく。
『死人の前では悪口を言ってはならない』と言う意味だったりして。
なんて、思うことも屡々。
蘇生することも、儘あるらしいですから。
そのリスクヘッジも兼ねて、と。
遺言を書き換えられたら、流石に困るでしょうし。
いや、困らないなら困らないでよしとしまして←
……んー、もしも聴くことのできるレベルではなく。
聞こえる程度のレベルであれば。
体感の時間経過は、早く感じるのでしょうかね。
そうであれば……いま現在まだ19時前だと言うのに。
眠気に苛まれている僕が。
聞いている作業用bgmが普段より早く流れているように聞こえる理屈にもリンクすると思うのですが。
死の間際って、どうも。
情報処理力が落ちているように、思えるんですよね──自然な死に方をすれば。
ですが、ダイイングメッセージを遺すような人達のことを思うと。
ひたすら抽象的且つ理に適ったモノを置き土産にしていくので。
死の間際の時間の経過が遅くなると言うことであって聴くことができると言う状態であるとすれば。
或いは……と、まぁ。
これは殆ど、創作の話と言えましょうが。
実際はどうなんだろうとは思いますよ──残念ながら、刑事課の知り合いはいないので←
ですが、こう言うのって。
浪漫があるなぁと思いますよ──語弊を恐れず書くなら、です。
体験できていないことだからでしょうか。
ワクワクしてきます──え、僕がタナトフィリア?
たぶん、違いますよ。
以前も書きませんでしたっけ?──生きているか死んでいるかの感覚が希薄なだけですよ、僕は。