終末予行演習
辺りを散策していたら。
湿った土の匂いがしてきました。
何事もなければ。
この地にもまた、春が来ることでしょう。
そして。
あっと言う間に長い夏がやってきて。
漸く秋らしくなったと思いきや冬に突入するんでしょうね←
……あんまり、想像したくないことですが。
穏やかな気候と言うのは、僕の生きている間に何度やってきてくれるのやらと。
願っても望んでも、来るときは来るし。
来ないときは、来ないでしょうから。
そちらには気を留めず。
日々のやることに没頭しているほうが、いいのかもしれません。
だって、そのほうが。
ふと気が緩んだそのときに──ちょうどよく──心地よく、なれるでしょうから。