koihaouka’s blog

ごゆるりと、ゆるゆるなさいませ。

言の葉の品定め

「モノは言いよう」という言葉が。

割と、好きだったりします。

 

物事は多面的であり。

あちこちから眺めればその分だけ答えがあるのに加え。

 

定量的な部分にも着目すれば。

これまた多くのバリエーションができるわけですね。

 

こちらがどこに着目するかによって。

相手への伝わり方が変わる、と言うのもまた。

 

面白いモノだと、思うわけです。

例えば──そうですね。

 

「僕は無口です」と言うのと。

「僕はよく考えるほうです」と言うのとでは。

 

どちらのほうが、印象がいいでしょう。

後者では、ないでしょうか。

 

また、「僕は無口です」とただ言うと。

『あ、そう』で終わってしまいますが。

 

「僕は相手に失礼のないよう、考えている間は無口になるようにしています」と言えば。

無口であることについてある程度の特色が見え、理解し易くなるのではないでしょうか。

 

少なくとも、『あいつは人と関わりたくないんだよ』と思い込むことはなくなる筈です。

〝相手に失礼のないよう〟振る舞う人が【人と関わりたくないから】そうしていると結論付けるには、論理が飛躍しすぎているからです。

 

ただ、それも。

発信する側が言葉を選ぶからこそ、起こり得ることですね。

 

あと、受信する側を正確に選んだからこそ。

正しく受け入れてもらうことが、できるわけです。

 

なので、僕は。

『モノは言いよう』だと思っています。

 

なんて言うか、と言うことと。

誰に言うか、と言うことです。

 

僕の経験からすると。

前者に強い人は後者に弱く、逆も然り──な、印象を受けますが。

 

あなたは、如何でしょうか。

どちらを意識していますか?──それとも、両方意識できているのでしょうか。

 

もし、そうなら。

僕、精一杯見倣いたいです──まだまだ、精進が足りませんから。