次の瞬間、隕石が落ちてきても。
後悔のない人生を……と。
常日頃、念頭に置いて。
生きてはいますが。
いつ、身体を隕石が貫いても。
「是非もなし!!」と思えるかと言えば。
そりゃ、ないわけです。
物事に終わりがあるように。
始まりもあれば。
終わるまでの途中であることも、あるわけですから。
ただ、その後悔の度合いを。
最小限に抑えることができるのであれば。
それは、最善を尽くしていると言うことであり。
悪くはないんじゃないかなぁと、思うのです。
そうそう、例えば。
受け取ることができる筈だったモノを受け取ることができなかったときとか。
創作物のモティーフでよくありますよね。
〝得られる筈のモノを得ずに死んだから幽霊として出てくる〟みたいなのは。
なので、今回ばかりは。
その途上で逝ってしまったらちょっとは悔しいなぁと。
最善を尽くしてなお、未練が残ると言うのは。
悪くない……けれども、できれば……と。
──あぁ。
明日、免状を受け取るの、楽しみです。