──やる気がないときに何をするか、ですか?
一先ず、やるべきことに取り組みます。
ただ、そのときには。
3分だけと、決めておいてです。
キリのいい数ではあるのですけども。
案外、3分取り組んだところでなかなか終わらないので。
また、やりたくなってくるんですよね。
するとあら不思議──いつの間にか、やる気が出ていることに気付くのです。
……ですが、このように訊かれたとするならば。
回答内容が、異なってきます。
──集中したいときには、何をしますか?
……これについては、難しいところです。
まず、集中を阻害しているモノを疎外することから始めます。
できることとできないことを仕訳して、前者の方針を定めます。
すぐに取り組んだら終わることと。
時間をかけないと終わらないこと──あとは。
重要度の高いモノがどれで。
低いモノは何か──と、言うことでしょうか。
そして、それらをスコア化して、総合点の高いモノを。
優先して執り行うわけですが──優先順位が下なのにそれでも目移りして仕方のないモノがあるとすれば。
それについては、目の上のタンコブ状態になっているでしょうから。
できるだけ早めに、優先順位が下であるに相応しいレベルになるまで片付けます。
そうしていって、できないことに目を向けて。
本当はできるけどもできないことにしていることと、現時点では本当にできないことを仕訳します。
そして、タスクを消化しつつ。
できないことを誰に、何に依頼するかを決めておきます──それから。
改めて、ある程度のタスクを消化できている状態になったところで。
集中したい案件を、見てみます。
すると、不思議なことに。
さっきまで集中してやっていたことに、気付くと思います←
……なんて、狐につままれたようなことを書いてみましたが。
そうやって、集中できるように仕向けることも一つのスキルなのかなと。
──もし、それどころではなく。
息切れを起こしエネルギーも底を突いてきているのであれば。
ぜひ、誰かに丸投げしましょう。
案外なんとかなるモノですし──それでその組織がダメになったら、それまでだったと言うことかと思うのです。
──あぁ、個人的なことだったらどうか、ですか。
同じことですよ←
ご自身がひとつの組織だと考えたときに。
何をやって、何をやらないか──そして、何に集中すべきであるか。
これを、他の人の意思とは無関係に実行できるとなると。
寧ろ、こちらのほうがやり易いとすら言えます。
──休みたいときに、休むといいんじゃないでしょうか。
そして、やりたいときにやるといいんだと思うのです。
えぇ、是非とも。
ご自身を労わることだけは、忘れないでいただきたいと思っています──心から。