只々不信
誰かがAと言ったからって。
その人がAと思っているわけではないのです。
なぜなら、人は言いたいことを選べるからです。
敢えて優先順位の低いモノを選ぶことも可能です。
そして、その場で作話し。
即興で披露する、なんてこともできるのです。
──なので、「その人はそう言ってたからそう思っている」とは。
思わないほうがいい──なんて、そのように思うわけです。
……えぇ、このわたしが「思っている」として書いていることについてもです。
書いているから本当に「思っている」かと言われれば。
そのような文を文字通り再生しただけであって。
皆さんの──あなたの思った通りの味わいがする言葉を紡いでいるとは、限らないわけです。
なので、じっくりと吟味してみてください。
わたしの書いていることが果たして──あなたの行動規範に適合するモノであるか否かを。
──え、責任逃れをしようとしている?
そんなわけありますまい、書いたことや言ったことは事実として覆らないのですから。
その事実と照らし合わせてみて。
その人の言うことなすことが理に適っているか否か──検討し見当を付ける必要がある、つまりはそう言うことなのです。
──人のことを信じない生き方も、乙なモノですよ。
自身で考える癖が付きますから、きひひ←