かなり、遠い将来。
昼夜逆転生活をしたいなと。
暫く社会人をやっていると。
如実に心身が物語るのです──朝起きて夜寝る生活に向いていない、と。
目が疼く。
うるさい。
肌に障る。
うるさいうるさいうるさい……と、思いながら毎日を生きると言うのは。
どうにも、精神衛生上よろしくありませんし。
目も今では、サングラスが手放せないですから。
……とは言いつつも。
このお給料と福利厚生のある程度のよさは。
手放しにくいんだよなぁ、と思いつつ。
それに、わたし。
それほど、自分の身体に愛着がないのです。
どこかにハンディキャップを持つことになったとしても。
その状態で、新しい生活を受け入れることでしょう。
──ですが。
痛みを抱き続けると言うのは、なかなか苦痛ですし。
この視神経と脳神経が焼き切れるまでに言えたことを言わずして。
もう言えない状態になる、と言うのは。
わたしの行動規範に反するんですよね──だって後悔してしまうでしょう、そう言うのって。
身体への愛着については、ないですが。
精神への愛着については、人一倍ありますゆえ。
散々、足掻いて藻掻いて。
後々振り返ったら「もっとできたなぁ」と思って笑い飛ばして生きたいんですよ。
それなら、そのとき後悔しないですし。
後々になって思い起こしても悔やむことなく、いい思い出として処理できるようになりますから。
えぇ、なので。
かなり遠い将来に。
昼夜逆転生活を、始めることにしましょう。
引き籠り時代に得ていた不安混じりの安らぎを、求めて。