近頃、好きな小説を書いている小説家の先生が。
「人の心がないんですか」と、とあるツイートに苦言を呈されていたことがあったんですよね。
確かに、引用している元のツイート自体。
他者を貶めることにしかリソースの割かれていないモノで。
品のないモノだなぁ、と思ったわけですが。
その他者さんと言うのが、やや自業自得なことをしていた感もあり。
それで「人の心がないんですか」と言うのは。
話題の方向性をずらし、擦り替えてることに他ならないなぁ……と。
ぼんやりと、そのやり取りを静観していた次第です。
と言う僕も、人の心がないのでしょう。
……良心が痛むのって、どんな状態ですっけ。
分からないです。
相手の感じていることを状況や状態に応じて推し量ること自体は可能ですが。
それによりこちらのどこかが痛むってことですかね。
周囲が慌てふためいていれば同じく慌て始める人がいますが。
それって生きていく上では足枷にしかならないんじゃないでしょうか。
寧ろ、冷静になることで周囲を観察し。
突破口を吟味するほうが、少なくとも生き残り易い筈なんです。
周りが慌てふためくだろう物事が起こっているなぁってことは理解しても。
それを感じ取って、そのとおりにこちらも慌てるなんて。
すっごく、間抜けだし。
落命しに行ってるようなモノだなぁって。
……と、言う感じです。
目の前で友人が脚から骨を突き出していたときにも慌てないと思います──実際、そうでしたから。
そして、交通事故で凄惨な現場を目撃しても。
後処理をされた現場を趣味としてまじまじと観察し始める自信があります──この前、そうしましたし。
──なので、まぁ。
人の心はないんでしょう、恐らく。
人間の皮を被った化物として、ずっと生きてきましたし。
今後もその予定ですから──さぁて。
僕を、化物だと見破る人がいるとしたら。
その人とは恐らく──死ぬまで、添い遂げることができるでしょうが。
いないに、越したことはありません。
僕以上の化物と会ったら、僕はきっと人間のままではいられないですから。