koihaouka’s blog

ごゆるりと、ゆるゆるなさいませ。

笑い転げながら

──えっと。

どの場に行っても。

 

わたしは褒められるんですよね。

見た目、ちょいと幼いですし。

 

……いや、実年齢通りに見られないと言いますか。

だからだと思いたいんですが。

 

よく、褒められます。

特に言われ慣れているのは。

 

「頭いいね」とか。

「天才だ」とか。

 

「さすが」とか。

因みに、この褒め言葉についてどう思っているかと言うと。

 

言われ飽きている、と言うほど。

性根が腐っているわけではないのですけども。

 

あんまり、好きじゃないんです。

たぶんそれは──腐しているわけではなくとも。

 

捻くれているから、なんでしょうね。

そこから──他者よりも、と言う枕詞が透けて見えるのですよ。

 

誰かよりも頭がいい。

誰かよりも天才(?)とか。

 

じゃあ、なぜ誰かよりも頭がよく。

誰かよりも天才かと言われたときに。

 

そこに、『誰よりもやるべきことをやってきているから』

と言う意味を包含できる人が、どれだけいるモノだろうかと思うと。

 

本当に、少ないからねぇ……と。

経験的に、分かっているので。

 

あんまり、好きではないんですよね。

能力を褒められてもなぁと、思うのですよ。

 

それが自分にとって、当たり前のことなんですから。

「あなた人間なんだすごい」と言われるレベルのように感じるんです。

 

人間だからこそ行なっている過程ではなく。

それにより成立している結果を見て褒められても。

 

ピンとこねぇなぁと。

思うのは、恐らく身勝手なことなのでしょう──なので。

 

わたしは毎度。

誠に勝手ながら──微笑んで、答えるのです。

 

「ありがとう、嬉しい」と。

嗚呼──きっと、わたしのお腹の中はサヨリのように真っ黒だ。