「記憶力がいい」と言うことを。
公言している人を、あまり見かけませんが。
理由については、分からないでもないのです。
例え、誰からでも「記憶力がいい」と言われても。
自分では、全て記憶しているとは言い難いですし。
何かを思い出そうとしても出力の仕様上出てこないモノもあるわけで。
「いや、それは出てこないしなぁ」と思うと。
口が2つあるわけじゃないから言葉が2つ以上出てこないのだ、と言うのと似たような理由で記憶が再生されないかもしれないと言うことを差し置いても。
記憶力がいい、と言うわけではないんじゃないか。
と、思えなくもないわけですね。
……あと、もう1つの理由としては。
公言すると、損をすることがあると言うのが挙げられますね。
最悪の場合には、真っ先に口封じされてしまうんですよ。
だって、その人は、記憶力がいいわけなので。
ずっと、覚えている可能性が高く。
いつか暴露されるかもしれない、と思うと。
死人に口なし、とあるように。
さっくり殺ってしまうのが手っ取り早いんですよね。
……え、流石にそこまでしない?
としたら、どうしますか?
と言うのも、不都合なことをバラされないようにするには。
どうしますか?──えぇ、そうですね。
そもそも、情報を与えなければいいわけです。
余計な情報も──必要な情報も。
必要な情報だけでは余計な情報なんて導き出せない、と言う人もいますが。
いいえ、帰納的に演算可能なこともありますから。
結局、何も情報が与えられないなんてこともあるわけです。
なので、取り残され易い──と言うデメリットもあるわけです。
なので、記憶力が他の人よりもいいと言う自覚のある人は。
あまり、公言しないんだろうなぁと思うわけです。
誰かから「頭がいい」とか。
「よく覚えてるね」と言われる機会の多い人であれば。
尚更、言わないんじゃないかなと。
わたしは言いませんし←
と、言いますか。
皆さん、わたしの前で迂闊なことを言わないようにしてしまうので。
大抵、こちらから情報を引き出しに行ってますよ。
じゃないと、ぽろっとやってくれませんし。
あー、難儀なモノなのです。
心理学専攻で、よかったぁ←