よく眠れた日に。
街中を散策していると。
その場で目に見えることや。
聞こえてくること以外に。
昔の日々が見えたり。
昔の話が聞こえたり。
昔、体験した匂いや。
昔、味わったモノの。
滑らかな肌触りとか。
そう言うのを、思い出しては。
追体験する、なんてことが起こります。
そのとき、不思議なことなのですが。
頭では、昔のことと理解できているのに。
つい最近──それどころか今──起こっているかのように感じるのですから。
不思議なモノです。
人の記憶、と言うモノは。
皆さんに──あなたに訪れる追想が。
どうか、平穏でありますことを。