統合失調症患者の中高年女性だったかと思うのですが。
喉の渇きのためにアイスコーヒーを30L飲んで救急搬送された、なんて話を。
どっかで、見聞きしたような。
恐らく、向精神薬の副作用ですねそれ。
……あ、喉の渇きのことです。
実際に渇いているかは別問題として。
ひりつくような感覚が拭えずに。
気を済ませようと飲料を飲み続ける、なんてことも屡々あります。
喉を通っているときには満足できるのですが。
すぐに口が干上がった感じが拭えなくなるので。
飲んでー
飲んでー
また飲んでー
また飲むー……ってことが、起こります。
それで、いつの間にか30L飲んでしまった。
なんてことかなぁと。
実際、喉が渇く向精神薬ってそれなりにあって。
治療上有効なので処方されるわけなのですけども。
副作用による不快感と言うのは、人によっては不快なモノでして。
息が詰まったような感覚に陥るかたも、いらっしゃったりして。
それが気になって気になって仕方がなくて。
楽になろうと自殺を図る──なんて、冗談じゃない事態を巻き起こしたりもするんですよね。
……そのときに。
本人が「死にたい」と思っていることは、稀かもしれません。
勢いで言うことはあれども。
実際、「かくかくしかじかで如何様な状態により××と言う手段を用い自殺したい」なんてかたは稀なんじゃないかと。
その際に、「なので症状が治まってきて現実検討力が回復してきたときにどう回答するか」であると。
そう、以前に習ったわけなのですけども。
──本人が「死にたい」と思っていてもいなくても。
死ぬ人は死ぬし、死なない人は死なない──と言う、冷めた見方をしてしまうわたしにとって。
本当にそう思っているか否かはさて置いて。
行動に移さないことを約束することと──それを強固にするための信頼関係の構築が望まれるのではと、思うのでした。
……え、それでも人は死ぬときは死ぬのではって?
えぇ、その通り──ですが。
彼らを相手にするときに、その心構えのあるなしが。
こちらの人生を左右させると言っても──過言では、ないですから。
……なんて。
水分補給は大事ですが。
飲み過ぎにも充分。
ご注意あれー……なのでした←