ネタがないのか。
やる気がないのか。
はっきりしないことがあります。
そう言うときって、ぼんやりとしているんです。
思考も、書き味も。
なので、書いているうちに。
これじゃないなぁ、と思えてきますし。
自分が何を書いているのかについても。
水彩絵の具が溶けて流れていくように。
消えてしまうのです。
──えぇ、今がそんな感じです。
んー、後者だった場合には。
ネタがあったとしても、
そうじゃない感じがしてくるんですよね。
なかったけど、ある。
ではなく。
あったけど、ない。
そんな感じです。
失せ物って、探すモノらしいのです。
なので、探してはみるものの。
それほど、執着のないわたしは。
まぁいいやと、放っておきたくなるわけです。
どうでもいいや、と。
なので、あったけど──ないし、ないとしてしまおう。
なんて、考えてはいないですが。
思考が曖昧になっていくのでした。
──ここに、執着があれば。
もっと、みっともなく、暴れるのでしょうけども。
それ、わたし。
将来、いちばん、やりたくない、ことですから。
なので──別に。
いいかなぁ、と。
生きているわたしは、まるで悟ったように。
思っては──ほぅと、息を吐くのです。