高知市でしたっけ。
最近、出前講座で液体窒素をばら撒いた准教授がいたようで。
33人の児童が怪我をしたと。
わたしも昔、液体窒素を用いた実験に参加したことがありましたが。
静置された液体窒素に指を一瞬だけ突っ込む。
なんてモノでしたよ。
それをばら撒いたのか……と。
そりゃ、凍傷になる子も出るわ……と。
久々に、ドン引きしたのを覚えています。
わたしがドン引きするなんて、よっぽどのことですよ。
えぇ、本職のかたが何やってんだろうと言うのがいちばん大きいですが。
実験する際には現場の監督を行なっている立場のかたが。
何をしてるんだろうなぁと。
もう2度と講座に呼ばれないといいなぁと。
そう、思いながら。
ちょっとだけ、昔のことを思い出してきたので。
その話でも。
校外学習で、静電気の伝導性を体感しようと言うことで。
全員で手を繋いで、端の子に静電気を流すと言う。
今のご時世で言えば大問題もいいところな実験が行われたんですよね。
なので、わたしは流される直前で。
爪を立てて繋いでいる両方の手を解いたんですよ。
それで、転げ回って痛いフリをしたと。
すると、どうなったと思います?──流れていない筈の何人かの子が。
「ビリって来た」とか。
「痛かった」とか、言うんです。
すっごく、不思議な光景でしたよ。
流れてるわけないじゃんって。
わたしがいちばん知っているんですもの。
わたしの手前で静電気は行き場を失ってさよならしたんですから。
でも、まるで続いたかのように痛がった。
これが、すっごく不思議で。
心理学に興味を持ったのは、そう言った原体験を積んできたからなのかも。
なんて、思った次第です──まぁ。
戯言ですけどねぇ。
次も同じことをしますよ──いたいのきらい。